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「収納は多ければ多いほどいい」──本当にそうでしょうか?
注文住宅を建てる際、収納スペースをたっぷり確保しようと意気込む方は多いもの。ですが、実は「収納のつくりすぎ」が住みにくさを招いてしまったという声も少なくありません。今回は、埼玉で実際にあった“やりすぎ収納”の失敗例を交えながら、収納の落とし穴について解説します。
ある埼玉県のご家庭では、「収納たっぷり=快適」と信じ、各部屋の壁面をクローゼットや収納棚で囲んでしまいました。確かに収納量はたっぷりですが、結果的に家具の配置が難しくなり、生活動線が狭くなってしまったのです。特に子育て中の家庭では、ベビーカーやおもちゃなど一時的に広がる物が多いため、「通れない!」「狭い!」というストレスが発生してしまったとのこと。
【ポイント】
・「収納の位置」と「動線」のバランスが重要
・広さより“アクセスしやすさ”を重視すること
収納を増やせばモノがしまえる…はずが、「何を入れたか分からなくなった」「奥の棚はずっと空のまま」という声もあります。これは、収納スペースが多すぎると管理しきれないという典型的な例です。特に床下収納や天井近くの吊り棚など、使いにくい場所は“あっても使わない”ことがよくあります。
【失敗例】
・奥行きの深すぎる収納→手前にモノが集中してごちゃごちゃに
・頻度の低い場所に収納→掃除が行き届かずホコリだらけに
収納が多ければ当然、建築コストも上がります。例えば壁一面の造作棚や大型のファミリークローゼットは、それだけで数十万円の追加費用になることも。また、収納をつくったせいでリビングが狭くなった、採光が減って暗くなったというケースもあります。収納は「空間の一部」であることを忘れずに、暮らしとのバランスを取ることが大切です。
注文住宅では自由に設計できるぶん、「つくりすぎた」「使いにくい」といった失敗も起こりやすいのが現実です。埼玉で実際にあった声をもとに言えるのは、「収納はたくさんより、使いやすさが大事」ということ。使う人・使う場所・使う頻度に合わせて設計された収納こそが、本当に暮らしやすい家のカギになります。
ご希望があれば、プロの視点から“収納と間取りのちょうどいいバランス”を無料でアドバイスしています。モデルハウス見学時にもご相談いただけますので、ぜひお気軽にご利用くださいね。